• 飲酒を控え肥満改善

    (中国新聞 2009年08月26日 掲載文より引用 一部変更有り)

痛風
 尿酸という物質が血液中にたくさんたまると高尿酸血症という状態になり、関節内で結晶になって炎症を起こす。これを痛風、あるいは痛風関節炎といい、関節が赤く腫れ上がり激しく痛む。東京慈恵会医科大腎臓・高血圧内科の細谷龍男教授(日本痛風・核酸代謝学会理事長)に痛風の薬物療法について聞いた。

 痛風の発作は最初は足の親指付け根の関節に起こることが多い。痛みはたいてい約1週間で治まるが、痛風のもとになっている高尿酸血症の治療をしないと発作を繰り返すことになる。

 発作時にはまず、非ステロイド系消炎鎮痛薬で痛みを鎮め、高尿酸血症の治療は痛みが完全に治まってから始める。また、発作を経験した人は普通、発作の前日に関節のうずきなど違和感あるので、その時にコルヒチンという薬を1錠服用すると発作を予防できる。

 高尿酸血症を治療しなければならないのは、第一に発作を繰り返し起こしている人で、尿酸値を下げる薬を用いる。健康診断で尿酸値が高いと指摘されてた人でも、発作の経験がなければすぐに薬を用いる必要はない。

 ただし、尿酸値が血液1デシリットル当たり7ミリグラムを超えていれば、生活習慣を改善し定期的に検査をする。8ミリグラムを超えていて、高血圧や心臓・腎臓の障害などを合併していれば、尿酸値を下げる薬を飲んだ方が望ましく、9ミリグラムを超えていれば合併症がなくても薬を飲んだ方がよいとされる。

 細谷教授は「高尿酸血症を引き起こしている生活習慣の改善をきちんと実行することが基本です。ポイントは、肥満を是正し飲酒を極力控え、レバーやモツなどプリン体がたくさん含まれている食品を取らないことです」と助言する。

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